「○○でなければいけない」それは本当か?

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「○○でなければいけない」それは本当か?
2018/01/11 (木) - 07:00
木下 眞由子
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この20年間で、世の中の「働く」を取り巻くサービスや会社組織の在り方なども変化しています。「企業選びにおいて働き方が革新的でなければいけない」「女性も働いて、管理職であるべきである」というように。「こうあることが正しい、こうあるべきであるということ」それは、あなたにとってあるべきことでしょうか?

世の中のあるべきは、自分のあるべき姿?

価値観は人それぞれ。絶対の正解はないと思います。
しかし、本当に世の中がそうあるべきように、自分もそうあるべきなのでしょうか。
社会がそうあるべきだから、みんながそうしているから、そうあれば幸せになるだろうという考え方。
私はこのあるべき思考を、自分はこうありたい、こうしたいという思考に変えるだけで、違う生き方になるのではないかと思っています。自分の意思で自分の生きたい道を選んでいることにつながると考えます。

私も、キャリアウーマンはこうあるべき、働くならばこうするべき、という、あるべき論に縛られて、たくさん遠回りしてきた気がします。
大きな会社でマネジメントしていることが、キャリアウーマンである。だから、大手の会社組織の中にいるべきである。
女性も管理職を目指して、誰もが社会に出て仕事をしているべきである。

一つの会社に入って安定をしていくことが、良いことである。
本当に一つの会社にいることが幸せでしょうか?
確かに目的のないジョブホッピングは、飽き性の人と見られるかもしれません。
転職回数がぱっと見多いことは、よくないのかもしれません。
しかし、その中身が、1年ずつ実りの多いもので、確実に自分のなかで手ごたえを感じる仕事ができたとするならば、その転職はダメなものでしょうか?
新卒から入社した会社にいることは、気持ちの安定はあるかもしれませんが、能力は本当に伸びているのか? 変化に臆病になっていないか? それは、将来的な自分の安定につながるでしょうか?

自分で自分の可能性に蓋をしてしまう

世の中がいう、こうしなければいけない、こうあるべきは、必ずしも自分にとってこうしなければいけないわけでもなく、こうあるべきでもない、と思っています。

あるべき論で本当の自分を見失うのはもったいない。自分が自然に思う、こうしたいという思考で、考えるだけで、自分のキャリアが自分の意思でコントロールできるようになると思っています。

人は、自分のやりたいこと、もしくは、思ったことができないと、必ず心にひずみが生まれると思っています。それは必ず誰かのせいや環境のせいにして、「本当はこうだったのに」という言い訳になります。
「私は忙しい」「子どもがいるから」「それができるような環境ではないし」というように、やらなかった自分を正当化させようとします。

人間ですから、何かのせいにすることで、自分を正当化したくなることもあります。それ自体が悪いのではなく、そういう状態である自分を分かっておくことが大切なのではないでしょうか。自分らしくできていないな。だからいま、なんだかストレスを感じているな。では、自分らしく、自分のやりたいことを実現させるためにはどうしたらいいのか。上司と話をしてみる、パートナーと話をしてみるなど、行動を起こす思考に切り替えるだけで、物事は動き出します。誰かのせい、何かのせいにしても、自分の行動は変化することはありません。

結論、いかに自分を客観的に見て、感情をコントロールし、価値観を大事にできるか。それが、自分の思うキャリアを歩むための道筋になっていくのだと思います。
こうあるべき、こうしなければいけないという、自分の大事にしたいと思う価値観や思いを捻じ曲げて、蓋をしてしまっていては、結果自分の可能性にも蓋をしてしまっているかもしれません。

よくある言葉かもしれませんが、人生は一度きり。結局自分が思う通り、思うようにしかならないものです。世の中がこうだから、親がこういうから、人がこう思うからではなくて、自分がこうしたいから!で、思いきり自分らしく生きることが、結果としてどんな変遷を経たとしても、キャリアとしては、自分の満足いくものになるのではないでしょうか。

あるべき論で、自分の可能性や価値観に蓋をしない。
やってみたい、こうなりたい、と思ったら、
やれるようにするにはどうしたらいいか考えてみる。

木下眞由子

木下 眞由子

1976年生まれ。キャリアライフコンサルタント。
大学卒業後、ノエビア化粧品にて代理店営業 7年。営業、美容インストラクターを経験。その後、リクルートエージェント、インテリジェンス(現パーソル)にて、キャリアアドバイザーとして個人求職者の転職支援を行い、延べ2000人以上の候補者と向き合う。人材紹介エージェントの傍ら、採用アウトソーシングにて企業常駐型採用支援を行う。CA、RA、人事と三方向の視点を持つ。

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