起業?複業?やりたいことを「仕事」にするにはどうしたらいい?
加藤 晶子
2017/11/21 (火) - 08:00

仕事のやりがいを求めて、独立するという選択をする方もいます。しかし、「いきなり起業はハードルが高いのではないか?」「起業と複業とどちらがいいのか?」と迷う方も多いのではないでしょうか。今回は、やりたいことを仕事にする方法としての起業と複業に、どのような違いがあるのかについて触れていきます。

起業はハードルが高い?

必要な資本金が1円となったことや、パソコン一つでも仕事ができるコワーキングスペースなどが整備され、ひと昔前よりハードルが低くなった起業ですが、安易に考えてしまうと、後々うまくいかないケースも多くあります。簡単になったからこそ、特に資金面についてじっくり考えてから始めてみるのがよいでしょう。

具体的には、1円で法人設立はできるものの、実際には最低でも300万円位の資金がないと、継続することが困難になると考えられています。株式会社の場合、設立の登記費用に25万円、そのほか事務所を構える場合は、敷金・礼金・家賃などの諸経費や備品購入費など、持ちだす資金が増えます。コワーキングスペースなどを使い、自分の身一つで起業する方であれば、経費は抑えられますが、起業当初はお客様もいない状態でのスタートになることが多く、最低でも半年~1年分の運転資金は確保しておく必要があるでしょう。

その一方で、会社を辞めて起業することのメリットは、全力をその事業に傾けられることです。時間もお金もすべて事業に投資することで、結果が出るのも早いといえますし、やりたいことが明確になっている方には向いているでしょう。

複業から始めてみる

「やりたいことがいくつかある。」「やりたいことがハッキリしていないけれども何かをやってみたい」という方は、まずは複業というかたちで、本当に自分に合うことを探してみるとよいでしょう。
やりたいと思ったことでも、仕事にしてみたら面白くなくなってしまったり、予想以上に事務作業が多いことに気づいたりなど、実体験を通じて相性を確かめられます。起業よりも初期費用がかからないことや、給与があるので経済的な不安が少ないなど、始めやすい点も魅力です。

また、会社員という安定した立場だからこそ、焦らずに準備ができるという利点もあります。早く収益を上げないといけないような状況下では、やりたいことをやるために起業したはずなのに、結局受けたくない仕事を受けざるをえないということもあるでしょう。複業では、純粋にやりたいことを始められるという気軽さがあります。

やりたいことをいくつか始めてみて、1年経っても継続したいと思うものは、徐々に規模を拡大するなど、本格的な起業に向けて動き出してみるとよいでしょう。
会社員という安定した立場だからこそ、スモールスタートでじっくり準備ができることが最大の魅力です。

やりたいことを発信してファンをつくる

複業を始めるうえで、やりたいことはあるものの、何から手をつけてよいか分からないという方は、働きながらスキマ時間でできる「発信」をし、共感する人を増やしてみることをオススメします。
消費者のニーズが細分化され、大ヒットする商品やサービスが少なくなった半面、コアなファンができれば、個人でも事業を大きくすることは可能です。

自分が興味のあること、伝えたいことをSNSやメールマガジンなどで発信することにより、どの程度の数の方が関心を持っているのか、反応を探ることができます。発信していることに共感してくれる人が多ければ多いほど、そのビジネスがうまく軌道に乗る可能性も高いといえます。起業してからお客様を集めるよりも、時間をかけることができ拡散力が高まるので、将来のお客様を育てるような気持ちで始めるとよいでしょう。

まとめ

やりたいことが明確で、お客様の見込みがある場合には、起業のほうがより早く事業を軌道にのせることができるので、会社を辞めて起業するメリットもあるといえます。しかし、やりたいことが明確でない方や、経済的な安定を手放したくない方、小さくてもいいのでやりたいことをビジネスにしたい方は、複業で試してみるのがよいでしょう。大切なことは、やりたいと思っていることに、ニーズがあるのか、という点です。発信しながら時間をかけてニーズを探ってみることをオススメします。

Glocal Mission Jobsこの記事に関連する地方求人

同じカテゴリーの記事

同じエリアの記事

気になるエリアの記事を検索