独立起業するなら知っておくべき SNSの効果的な使い方1
渡部 幸
2017/12/15 (金) - 08:00

いまや生活になくてはならないものになってきているさまざまなSNS。個人的に使うのとは違って、独立起業する場合には特に活用すべきです。今回は、SNSを普段あまり使わない人向けに、効果的な使い方や注意点を紹介しましょう。

Facebook

まず、Facebookについてです。Facebook発表数字によると、2017年、世界のアクティブユーザー数は20億、日本国内のユーザーも2800万(2017年11月時点)とまだまだ伸びているFacebookですが、ほかのSNSとの大きな違いは、原則本名、または仕事の名前で登録し、本人の写真か動画が必要なことです。つまり、起業する人にとっては、自分の名前や企業名を直接ほかの人に届けることができ、自分の行っている仕事の内容と結び付きやすいというメリットがあります。

すでに、自分の投稿ページ(タイムライン)を自分の友だちか、自分の友だちの友だちまでに公開している人もいるかもしれませんが、仕事で使う場合には、公開のページにしておくほうがよいでしょう。そうすれば、あなたの投稿したことを、登録していない人でもネット検索で読むことができます。さらに、個人の投稿ページだけではなく、Facebookページというものを別にもつことができます。ここは、企業や団体名での登録をする場所で、無料で宣伝をすることもできますし、さらに、数万円程度の値段で広告を出すことも可能です。

また、Facebookを使う場合には、同時にMessengerという1対1やグループでチャット、やり取りができる通信手段も付随します。これは無料で電話ができたり、動画を見ながら話すこともできますので、個人のクライアントとつながってサービスを行う場合にも使いやすいでしょう。

自分の投稿を公開にしていても、「友だちの友だち」までの設定にしている人も多いので、仕事で活用していくには、自分の友だちを増やしていくことが重要になります。新しい出会いがあったら友だち申請を積極的にしていきましょう。日本では、主に30代・40代の人たちが多く使っているSNSです。

Twitter

次にTwitterについてです。国内のユーザーは4500万を超え(2017年11月時点)、使用頻度が非常に高いのが特徴で、20代・30代が多く使っているSNSです。140字と少ない文字数で入力でき、投稿する側としては、毎日続けやすいSNSです。取り急ぎ伝えたいイベント内容やライブ感をもって刻々と変わっていく様子を伝えるなどに効果があります。

また、その投稿を面白いと思ってもらえたり、役立つからどんどん広げたい、と思ってもらえると、フォローしている人たちが簡単に拡散することができるのもTwitterの大きな特徴の1つです。仕事で使いたい場合には、自分の専門の知識やサービスについて活用できる情報を毎日のように流していくと興味のある人がだんだんフォローしてくれるようになるでしょう。続きは自分のブログや動画をリンクとして貼っておくことで見てもらうこともできます。

Instagram

次に、Instagramは、2年で国内ユーザーが2000万に倍増する(2017年11月時点)など、ここ数年急速にユーザーを増やしているSNSです。写真での投稿が基本で、社会的にも「インスタ映え」(Instagramで「いいね」がつきやすいような写真のこと)などという言葉も生まれているほど。日本では特に20代の女性が多く使っており、有名人や影響力のある人が載せている写真をいいなと思うことによって購買したり、その場に行ってみる、というような消費効果が大きく出ていることでも知られています。若い世代にアピールしたい、画像を使って写真で見てもらうことでアピールできるような飲食、旅行、化粧品などのような業種に特に向いているといえます。

写真で簡単に投稿ができるので、活用する場合には、あなたの商品やサービスがより印象的に映るように工夫し、検索してもらいやすいようにハッシュタグ(#)にキーワードを設定して投稿しましょう。

Instagramの場合にもフォロワーを増やしていくことが大切です。Facebookが運営しているSNSなので、Facebookで友だちになっている人の情報がたくさんあなたに流れて来るはずですが、Instagramでもフォローをしておかないとなかなかすぐに情報を見てもらえないので、最初のうちは特にフォロワーを増やすようにしていくとよいでしょう。企業などの取引先によっては、フォロワーの数が多い人(例1000名以上)を評価し、一緒に仕事をしようという話になる場合もあります。

まとめ

どのSNSであっても、フォロワーや友だちでつながっている人を増やしていくことは重要です。また、効果的に仕事に活用するためには、プライベートな内容を投稿する場合でも、必ず仕事と結び付ける、自分の日記ばかりの投稿になっていないか気を付けることが必要になります。SNSの投稿は根気がいるため、自分自身のブログも含めてあらゆるSNS全部を毎日投稿することは難しいでしょう。自分を、主にどんな対象者にアピールしたいのか、どういう人にサービス内容を届けたいのかを考え、ブログとFacebookなど、どれか中心になるものを決めて投稿し続けることが大切です。

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